コーヒーを持って歩く人、が街に現れたのはいつだったでしょうか。
コンビニで美味しいコーヒーが手軽に買えるようになって、
今では猫も杓子も蓋つき紙コップ片手に街を歩いています。
1年前には既にいたと思いますが、じゃあ3年前は?と考えると
どうもよくわかりません。
いたような、いなかったような。
猫も杓子も、と書きましたが、私はこの現象に批判的な立場なのではありません。
実際のところ猫と杓子とではどちらがマシなのかも解っていません。
ただ、こう思うのです。
ここはニューヨークか、と。
15年ほど前になりますが、気に入って欠かさず見ていたアメリカの
ドラマがありました。
もちろん舞台は大都会ニューヨーク。
そのドラマの中では、人々が矢鱈めったらにコーヒーを持ち歩くのです。
地下鉄をおりて地上に出たところにたいていコーヒースタンドがある。
人々はそこでコーヒーを買い、蓋つき紙コップを片手に
仕事場へ向かう。
そして自分のオフィスでおもむろにコーヒーをすする。
ほぼ全員がです。
そんな世界があるのか?
☆バックスからかなりの広告料が出てるんじゃないのか?
店や家庭で楽しむものだったコーヒーを
持ち歩いて楽しむものに変えようとたくらんでいる勢力があるんじゃないのか?
それで得する奴って誰よ、やっぱりスタバか!
ドラマを楽しみながらも私はそんなことを考えていました。
時は流れて2014年。
江坂の街も確実にニューヨーク化しつつあります。
昼時のコーヒー片手率ときたら、
20歳前後の若者のスマホ普及率に勝るとも劣らぬ・・・いや劣るか・・・。
人々が求めるものは手軽で手ごろで美味しいもの。
求める気持ちはニューヨークも江坂も変わらないということでしょうか。
かくいう私は、ひどい猫舌のため「曳きたてコーヒー」の味がよくわかりません。
それよりもレジ横のドーナツのほうが気になります。
ちなみに、やまざき社労士はドーナツよりカラアゲらしいです。