今日は餃子について考えてみましょう。
これを読んでくださっているあなた、餃子といえば?
餃子にラーメン。
餃子に白ごはん。
餃子に炒飯。
組み合わせは無限にありそうですね。
でも共通点がひとつあります。
それは「おかずである」こと。
主食ではないのですね。
「餃子の王将」が中国から撤退するそうです。
中国人にとって餃子は主食であり、
ラーメンやごはんと一緒に食べるものではないため
食文化の面から受け入れられなかった。と何かで読みました。
主食に主食。主食オン主食。
だからダメっていうのはよくわかりませんが、
きっと中国人的にはアウトだったのでしょう。
焼きそばをおかずにごはんを食べるとか
うどんとおにぎりのセットとか
全然普通だけどな、と思うのは私だけではないと思います。
でも例えば寿司をおかずに雑炊を食べるかと問われたら
「それはない」と即答するでしょう。
どうやら、これだけはダメだ、という一線があるようです。
そしてその一線を王将は越えられなかった。そういうことでしょうね。
江坂にもいくつか餃子を出すお店があります。
どこの店でも餃子はおかずです。
誰か主食級の餃子を作ってみてくれませんかね。
でも作ったら作ったで他のものが売れなくなるからダメか。
昔、学生時代にアルバイトしていた飲食店で
調理師さんが呟いた言葉を思い出しました。
「程さんの薄皮餃子って旨いけど、あれどこまで薄くしたら気ぃ済むねん」
確かにあの薄皮は目的を見失っていました。
おいしいけど、皮が薄すぎて扱いにくいのです。
そしてあれは完全に白ごはんのお供でした。
程さんは華僑ですから、現地人が喜ぶものに敏感でしたね。
程さんの薄皮ぎょうざ、今でも売っているのでしょうか。
大昔の話を持ち出してすみません。
やまざき社労士は、もちろん餃子といえばビールだそうです。
最近は焼酎もお気に入りなんだそうですよ。