砂漠に金木犀

日本中を震撼させた台風19号が去り、
近所の田んぼでは稲刈りが終わり、
江坂の街は静かな秋の空気に包まれています。

稲刈りが終わったからといって野焼をする人もなく
朝から晩までエンジン吹かせて排気ガスと騒音をまきちらす
迷惑四輪中毒者もなく(少なくとも事務所周辺には)、
庭でサンマを焼く人もない江坂では、
不思議なくらい街に匂いがありません。

そりゃニンニクラーメンで人気の某ラーメン屋の前に行けば
そこそこの匂いはしますけど。
そりゃコナモンで人気の某お好み焼き屋の前に行けば
香ばしいソースの匂いがしますけど。
局所での食べ物系を除き、やはり街に匂いがないなと
最近思うようになりました。

これがコンクリートジャングル江坂の秋模様か・・・
あなたの側でー
ああ暮らせるならばー
怖くはないわー
この東京砂漠―
いや、違うな。大阪砂漠やな・・・
そう諦めていましたが、台風が去ったあとの数日というもの
あちこちで何やらいい香りが漂っていることに気がつきました。
ふわっと香るいい香り。
でも馴染みのある甘い香り。
さわやかサ○デー的ないい香り。

キンモクセイでした。

サワ○ー呼ばわりされたらキンモクセイも迷惑でしょうね。
こっちが本家やないか!

ところで桂花陳酒というお酒をご存知でしょうか。
キンモクセイの香りを付けたワイン、だそうです。
甘い香りにだまされてソーダ割りか何かでガブガブ飲んでしまいそうなお酒ですが
ほんとにガブガブ飲むと腰が立たなくなるのでご注意ください。

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