サンマ苦いかしょっぱいか

秋です。
梨です栗です南瓜です。
このあたりが幕内だとしたら、横綱はやはり秋刀魚でしょうか。

誰もが納得、旬の味。
焼いてよし酢で〆て寿司にしてもよし、刺身もまたよしの優等生。
しかも安くて栄養たっぷり(らしい)ときたら、
もう何も迷うことはない。なりふり構わず食べますね。

子供のころは秋刀魚の小骨がイヤで、
おなか周りには手をつけませんでした。
ワタ(内臓)も苦いしね。
親からは「ワタは身体にいいぞ、大人の味だ」
とかなんとか言われて育ちましたが
ほんとに身体にいいのかは未だ判らず。
さらに大人になった今も苦くて食べられません。
甘党に秋刀魚のワタは不似合いなのです。

大関はサツマイモ。
これも納得ですね。
一年中出回ってるけど、芋ほりとかのイベント性を考えても
やはりサツマイモは秋です。
カルビーの「おさつスナック」が発売されたのは昭和56年。
世の中がバブルに向かって浮かれ始めた時代に
颯爽と現れた甘い系スナック。
それまでスナックといえば塩味系だったのに
なにこれ!甘い!サツマイモ味かどうかは別として旨い!と
世間の甘党の度肝を抜いたものです。
同時期に味覚糖から発売された「おさつどきっ」が
甘い中にも若干の塩気を残したのに対して
おさつスナックの甘さは衝撃的でした。
・・・甘いかしょっぱいか、はっきりしてくれて有難う・・・!

あれから30年ほどの月日が流れましたが
お菓子業界におけるサツマイモの訴求力ときたら
他の追随を許さないものがありますね。
ハロウィンの時期にカボチャ勢力が伸びてきますが
これも11月の声をきくと急に失速します。
その後を追うのが栗とリンゴでしょうか。

ちょっと興奮してきました。次回は栗について語ります。

ちなみに、やまざき社労士は塩味スナック派だそうです。
塩味はビールにも合いますね。

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