タッチパネルは苦手です

今こうして皆さまにご覧いただいている文章は
パソコンで打っています。
今や生活や仕事になくてはならない存在となったパソコン。
つい10年ほど前までは、「あったら便利だけど、無くても一応なんとかなる」
くらいの立ち位置にいたような気がしますが、
そこはアレです。10年ひとむかし。
時は流れるもので、現在は「無いとどうにもならん」くらいの位置に昇進しましたね。

さらに遡って20年ほど前はワープロ全盛。
パソコンはまだあまり一般的でなく、
文書作成ならワープロでいいやん
表計算?よーわからんわ
おいお前、この報告書なんやねん、読める字で書けよ
職場ではそんな怒号が飛び交っていましたね。
え?そんな時代ご存じない?

・・・お客さん、もしかして平成生まれ・・・?

そんなわけないですね。
こんな渋い社労士事務所の渋いブログを読んでくださるなんて
昭和生まれに決まってますわね。

当時はおじさんたちも慣れない手つきでワープロを打ちはじめ、
ブラインドタッチなんて夢のまた夢、もっぱら人差し指で
カチャ、カチャとキーボードを叩いていたものでした。
もちろんカナ入力で。
ひらがなを1つずつ探しながら打つもんだから遅いのなんの。
ローマ字入力を習得していた私はそりゃもうイライラしましたとも。

時は流れて平成26年。
もうカナ入力のおじさんは絶滅したものと思ってましたが
先日とある場所で見つけてしまいました。
カチャ、カチャ、と一文字入魂。
昔はあんなにイラついた入力スピードが、今では妙に心地よく聞こえます。
遅いけど穏やかでいいな。なんか落ち着くな。
ああ、私もカドが取れて丸くなったな。
そう思ってふと気づきました。

私、あの頃のおじさんより年上になっとるやん。

四十不惑。
昔の人はうまいこと言いますね。

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