みなさま、お花見はもうお済みでしょうか。
今年も桜が綺麗に咲きましたね。
満開のシーズンに低気圧がぶつかってくるという不運がありましたが、
春雨そぼ降る中でふわりと咲く桜もまた一興。
霞む空に溶け込まんばかりの桜も、はかなげで実に味わい深いものでした。
もちろん青空と桜のコントラストも文句なしで美しいですけどね。
青とピンクの組み合わせが大トロだとしたら、
曇り空のねずみ色と薄ピンクはカレイといったところでしょうか。
淡白な中にも甘みがあり、喉を通り過ぎたあとにふわりと残る余韻。
脂をお茶で洗い流す必要もなく、
ただ静かに余韻が消えるのを待つ至福の時間。
これこそがまさに・・・て、美味しんぼか私は!
すみません。食いしん坊ですみません。
先日、天気のいい平日の昼間に桜のある公園の横を通ったときのこと。
数え切れないほどの人々が、それぞれに何かを食べていました。
会社の昼休みと思しきOLさんがお弁当を。
近所に住んでる感じの老人グループが寿司とビールを。
小さな子供をつれた家族がおいなりさんとお菓子を。
若者たちはおつまみを盛大に広げて大宴会。
がっちりとスーツを着たサラリーマンの集団も、いい感じに酒が回って
このあとの仕事には明らかに支障がでそうな雰囲気でした。
そりゃ仕事よりは花見だよねと納得。
満開の桜をみて、さあ働こうなんて思う人。いたら凄いですよ。私が全力で褒めます。
桜を見ると、何か食べたくなりませんか?
何か飲みたくてウズウズしませんか?
こうなるのは日本人のDNAのせいだと、つい最近まで思っていましたが
最近は外国でも(中国ですけど)お花見をやっているそうです。
桜の下に座ってお酒ではなくお菓子を食べる姿がテレビで紹介されていました。
日本に来た外国人が、お花見を楽しんでいるという情報もあります。
こうなると、「お花見したい」という衝動は
どうやら日本人特有のものではないと言えそうですね。
願はくは 花の下にて 春死なん その如月の 望月のころ
平安末期から鎌倉時代を生きた歌人、西行の詠んだ歌です。
もしできることなら、満月の時期に、満開の桜の下で死にたい。
胸が締めつけられるほど美しい光景ですね。
満開の桜の下。
泥酔して寝てしまうと、ほんとに西行の願ったとおりに
なってしまうのでご注意ください。花冷えってやつはほんとに冷えますから。
やまざき社労士はマグロならトロより赤身だそうです。
でもマグロよりガリが好きだそうです。驚きですね。