○○小路みたいなのに憧れました

日本中に空前のラグビー熱を呼び込んだラグビーW杯が終わり、
世間はまた涼しい日常に戻りました。

私はこれまでの人生でラグビーとの接点が全くありません。
そりゃまあ、あの楕円形のボールを見て
「イィソップゥーー!」と叫ぶくらいの接点はありますけどね。

気絶した人には大きなヤカンで水をかけるんやな、あれってどうなのかな、
練習で疲れた人にはレモンの輪切りに砂糖まぶしたやつを与えるんやな、
あれって皮も食べるんかな、くらいの関心はありますけどね。
まあこれはすべてスクールウォーズというドラマから来てるイメージですから
本当のところはどうなのか解りません。

高校時代、ラグビー部の部員は少しモテていました。
あのシマシマのシャツが男度を5割増しくらいに見せるのでしょう。
でもシマシマ脱いだらただの若者。驕れるひとも久しからず、でした。

大阪に限っていえば、大阪市の橋下市長は高校時代ラグビー部。
ラグビーの聖地花園は東大阪市にあって、近鉄の駅はけっこう地味。
東大阪のマスコットは言うまでもなくラガーマンで名前は「トライくん」。
そんなところでしょうか、私とラグビーの接点は。
接してませんけど。ちっとも接してませんけどね。

私はよく、人様の名前や社名を見て
「この名字だったら、電話でどうやって説明するかな」と考えます。
あまり使わない漢字だったり、珍しい名字だったりすると
けっこう難問です。
たとえば「やまざき社労士事務所」だったら、
「ひらがなで や・ま・ざ・き、漢字で社労士事務所、です」となります。
簡単です。シンプルです。
でもこれが仮に「やまぞき」だとしたらどうですか。
「や ま ぞ き です。ざきじゃなくて ぞき。そに点々」みたいなひと手間が必要ですよね。

そういう意味でラグビー日本代表の五郎丸選手は
けっこう毎回大変なんじゃないかと思うのです。
漢字自体は割と簡単なのですが、なんせレアですから。
漢字がちゃんと伝わったところで、先方(説明を受けたほう)も
ほんとにこれでいいのか?という戸惑いがあるでしょう。
○○丸といえば通常おじゃる丸とか蝉丸とか。
ちょっと考えても牛若丸とか梵天丸とかですよ。
急にそれが本当の名字だと言われても、ねえ。
とはいえ今回のラグビーで、日本中の五郎丸さんは随分説明が楽になったことでしょう。

日本には1万種以上の名字があるそうです。
自然や歴史、職業や先祖の名前などから発生した名字は
深遠なる日本文化の結晶といえるかもしれません。
気軽に勝手にホイっと変えることもできないので
流行に左右されないのもいいですね。
当て字みたいなのが増えたら説明(聞くほう)が大変ですから。

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