越えられない壁は無い

私の脳内名言集にこんな言葉があります。
「明けない夜はない。それって夜に失礼じゃない?」

この名言を私に授けてくれたのは、他でもないやまざき社労士です。
これを聞いたときの驚きと笑いを想像してください。
そりゃそうだな、という納得。
さらに広がるイメージの数々。
一寸の虫にも五分の魂ってことか。
いや夜って一寸の虫扱いか?もっと大物だろうよ?
みんなみんな、生きているんだ友達なんだ。
手のひらに太陽か。じゃあ太陽は善で夜は悪か?
笑う門には福来るか。夜は笑いのない暗黒か?夜でもけっこう笑うよ?

日々こんなことを考えている私の脳内には、くだらないことがぎっしり入っています。
大切なことはすぐ忘れるのに、どうでもいいことは忘れない。
神様も粋なことをなさいますわね。

先日友人と会っていて、こんなくだらない会話をしました。
友人、アラフォー。具体的には40代前半。自己年齢評価「もうこんな年齢」
独身。最近の懸案事項は「婚活をするべきか否か」

婚活、という単語もすっかり市民権を得た昨今。
結婚したいならすればいいじゃん、と思うのは素人で
結婚するための活動をしようかどうしようかと考えるのが21世紀のようです。

友人は迷っていました。
こんな歳でお金かけて婚活とかやって、来たのが変なB級品だったら
私もB級なのかと思って泣けてくるんじゃなかろうか。
そう想像したら悲しすぎて行動に移せない。
私は言いました。
大丈夫だ、あんたは特Aだよ。通常の特Aは早めに完売するけど、
今回生産者の厚意で特別に出てきた秘蔵の特Aなのだ。だから胸張って行ってこい。

このぼんやりした激励で友人が行動を起こすかどうかは
今のところ未知数です。もしかしたら彼女は1年後にも同じことを言っているかもしれません。
その場合は私も特Aから若干の格下げを行うことでしょう。ひねもの扱いってやつです。

外国人とご縁があるかもしれないということで、少しイメージトレーニングもしました。
結論からいうと友人の答えはNO。
外国で暮らすのも、外国の人と暮らすのも、たぶん無理そうだと。

まあ確かにね。
さあ夏だ!一緒にザリガニを食べよう!とか言われたらね。
おはよう!豆カレーできてるよ!とかね。
のどが渇いたね、玉ねぎを齧ろう!とかいうのもね。
私も最初は面白がるだろうけど、これがあと40年ずっとかあと思うとちょっと腰が引けます。

年齢差のことも検討しましたが、友人が「マツジュンがいいわあ」とか言ったので
もう考えるのやめました。

人種、生活習慣、年齢、いろいろあるけど愛さえあれば壁は越えられる。
そう思うのは、やはり若さと情熱があってこそなのかもしれません。
そういうと壁にも失礼なのかしら。

昨日、昼にランチでハンバーグを食べました。
夜に自分で作ったハンバーグを食べました。
作った人や味付けが違うから大丈夫だろと思っていましたが、
やっぱり1日に2回のハンバーグはちょっと重かったです。
ハンブルクでは暮らせないな、と思いました。
ハンブルクの食生活知らないけどね。

越えられない壁もあるけど、越えなくていい壁もあるのです。

近畿地方が梅雨入りしました。
しばらく蒸し暑さでしんどい日が続きますが、みなさま、汗出して乗り切っていきましょう。

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