加速度を増して諦めの夏

さあ、9月ですよ。
ほんの数日前に年度が替わったような気がしていましたが
もう9月ですって。
驚きです。ワープですかね。タイムワープですかね。
確かに暑かった記憶はあります。
でも夏ってこんなに短かったっけ?というのが正直なところ。
本当に思い出せないのですが、9月の頭ってこんなに朝晩涼しかったですか?
暑さ寒さも彼岸までとか言って、
9月下旬まで結局汗かいてたような気がするのですが、あれは幻だったのでしょうか。

人生80年。
子供のころに過ごした夏はもっと暑くて、セミがうるさく鳴いて
毎日プールで真っ黒になって、スイカが冷えてたら嬉しくて、
200円を握りしめて近所の酒屋に行ってコカ・コーラの1リットル瓶をラッパ飲み。
瓶を返したら30円が戻ってくるシステム。
酒屋のおじさんとは顔見知りで、
たまにこっそりフーセンガムを貰ったりしたものです。

そんなふうに色鮮やかに記憶しているのは、
やはり人生のなかで10回目とか15回目とかの
比較的早い段階の夏だったからでしょうか。
初めての経験が多いから感動が大きかったのかもしれません。
回数をこなすほどに感動が薄れていき、
40回も夏を迎えてしまっている今となっては大抵のことは経験済み。
だから驚きもなく、淡々と秋を迎えてしまうのかもしれませんね。
40年でこれなんだから、80年も生きてたらどうなることやら。
正月の3日後に大晦日、くらいの速さで日々が過ぎるのでしょうか。
まあこればかりは自分が実際に経験してみるしかないこと。
その日まで待ちたいものです。80歳の夏のスピード感。

先日、江坂の某レストランに行きました。
前回のブログで私が熱く語った某店です。
うまい。やすい。早くないけどがんばってる。
そのお店、潰しちゃいかんと思って各方面に働きかけて
ファンはじわじわ増えてきてはいます。一度行ったら十中八九ファンになります。
よし、いいぞこのまま。
そう手ごたえを感じながら食事に行った土曜の夜。
慄然としましたよ。
な、なんじゃこれは・・・!

そう。その店、見事にすいてました。
土曜の夜に。かきいれ時に。ありえん。このクオリティなのに。

南無三(なむさん)!
どう足掻いてみたところで、運命というやつは最初から決まっているのかもしれぬ。
私ごとき小さな存在では、この運命を変えることなど出来ぬのだな。
・・・琵琶法師だったらこんな感じに語るのかな、
なんてことを想像してちょっと笑った土曜の夜でした。諸行無常。

彼らが2018年の夏を江坂で迎えられるかどうかは、もう誰にもわかりません。

ちなみに私の2018年夏は、体感で70日後くらいに来る予定です!

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